「急な経理スタッフの退職で困っている」「経理がなかなか採用できない」「決算など繁忙期に一時的な増員をしたい」。こんな時、まっさきに思い浮べるサービスは「経理の派遣」という選択肢。しかし、本当に最良の選択肢なのでしょうか?なぜなら過去に「経理の派遣社員」を利用したことのあるお客様からこんな声が寄せられているのです。
- ●「簿記2級レベル」のまあまあの経験者はなんと時給3,000円!!
- ●1日8時間働くとなんと月額48万円!も派遣会社に払うことに・・・
- ●正社員と比較しても、派遣はかなり高い。他の社員に知られたらマズイな。
- ●時給2500円で雇えるレベルは「経理の経験なし」「簿記3級」の一般事務レベル?
- ●カンタンな経理処理や税金のことを質問したら「私にはわかりません」とシャットアウト!
- ●とはいえ経理以外の雑用を頼むと露骨に嫌な顔をするしなぁ・・・
- ●てきぱき経理を片付けてくれると思いきや、いちいち指示をしないと動いてくれなかった。
- ●しかも社長自身は経理のド素人。どうやって指示を出したらいいんだ!?
- ●結局、自分には使いこなせない・・・。逆に混乱を招いて終わった。
「指示されたことを指示された通りにやるだけ」の派遣スタッフ。
したがって、社長がしっかりと派遣スタッフの仕事を管理する必要があります。
しかも、派遣されるスタッフの力量はバラバラ(低いことが圧倒的多数)。
期待通りのパフォーマンスを発揮してくれる・・・、なんて話は幻想です。
とはいえ時給は2,500円以上しっかりと取られます。
それなりのレベルを求めるとさらに高額な報酬を支払わなければなりません。
項目 | 経理の派遣 | 経理代行 |
---|---|---|
費用(月額) | ・月額42万円~48万円(時給3,000円~) | ・月額2万9800円~ |
契約期間 | ・一般的には3ヶ月~ ・原則、週5日出社 |
・1ヵ月単位で契約可能 ・難易度や業務量に合せて月1回~週1回など可能 |
経理の経験・スキル | ・スタッフによりバラバラ ・業務経験あり。ただし御社に適した経理経験かどうかは不明 ・簿記2級レベル ・税務知識はほぼ無い ・経理ソフト操作はできる ・通帳の入手金管理は可能 ・なお、時給2,300円程度だと経理の経験者は難しい。ただの事務レベル |
・バラツキは少ない。 ・経験者、または会計事務所勤務歴のある者に限られる ・簿記2級レベル以上 ・税務知識あり ・経理ソフト操作は熟知 ・通常の経理は一通り問題なくこなせるレベル |
導入のしやすさ | ・前任から「引継ぎ」あれば問題なし ・「引継ぎ」ない場合、社長が実務を把握していれば問題なし ・把握していない場合は、導入が困難 ・残された資料等から過去の業務内容を推測する必要あり、派遣スタッフレベルでは難しい |
・引継ぎの有無を問わず問題なし ・他社での実例を熟知していることから、引継ぎがなくても過去業務を推測でき、導入も比較的スムーズ |
スタッフへの指示 | ・指示されたことをその通りにやるだけ。 ・したがって経営者が都度指示を行うなど、毎日管理する必要あり |
・経理自体を会計事務所に委託するため、手離れがいい ・いちいち業務を監督、指示する必要はなく、すべて丸投げできる |
任せられる業務の範囲(全般) | ・派遣されるスタッフの力量次第 ・高いレベルを求めるならば高額な報酬に |
・会計事務所自体が全面バックアップするため、スタッフの力量はあまり関係ない ・スタッフがわからない処理は会計事務所内で速やかに解決する ・会計事務所の豊富な経理ノウハウを安く利用できる |
任せられる業務の範囲 (経理業務の合理化) |
・もっと合理的な処理や方法、有用な資料を作れる経験があっても、それを提案しないし、率先してやることはまずない | ・数多くの経理業務を客観的かつ専門的に行なっており、合理化ノウハウを熟知 ・例えばこれまで1ヵ月かかった経理を3日で終わらす提案を率先して行なう |
任せられる業務の範囲 (給与計算) |
・派遣スタッフのスキル次第 ・通常は社労士へ依頼(別費用) |
問題なくできる |
利用の一時中断 、又はスタッフが辞めた場合 |
・派遣社員が変われば、ゼロから教える必要あり | ・スムーズに再開できる |
スポット利用 | ・可能。 ・しかしスタッフが異なる場合、毎回教える手間が発生 |
・可能。 ・再開もスムーズ |
税務相談 | ・派遣スタッフのスキル次第 ・通常は税理士へ依頼(別費用) |
・税理士に相談できる |
向いている業種・業界 | ・毎日、現金売上を集計したり、小口現金の管理が必要な業種 ・小売店や飲食店など ・突発的な振込みや請求書発行の頻度が高い法人 |
・幅広い業種に対応 ・入出金は月末や給与支払日等に集約されている法人 ・緊急性の高い経理業務はあまり発生しない一般的な法人なら最適 |
※派遣は「経理の経験者」という前提
断言します。そもそも数億円規模の企業には専任の経理社員は不要です。よほど特殊な業種でない限り、毎日行なう経理の仕事はありません。もし行っているとすれば本来なら無駄な仕事に時間を割いている可能性があります。あるいはやり方が悪い、ということです。
ところが社長は経理業務を熟知しておらず、何が不要で何が必要な業務なのかまるでわかりません。わからないから経理の社員に投げっぱなしの任せきり。すると経理自体がブラックボックスになり、不正の温床にもなりかねません。「忙しい、人を取ってくれ」と言われれば応じるしかない、これが実態です。
この流れを断ち切るために必要なのはたった一つ。「経理業務の標準化」です。経理の業務をできるだけ細分化し、定型化する。ムダな業務は廃止し、別の合理的なやり方に置き換える。これにより「誰でもカンタンに引き継いで経理を行なえる」=「見える化」された状態になります。万が一の突然の退職にも、もう右往左往する必要なありません。これが「経理の合理化」の姿です。
私たちは単なる経理代行にとどまらず、中小企業に最適化された「理想の経理のしくみ」を御社に導入し、社長をさまざまなリスクからお守りしたいと思っております。ぜひお気兼ねなくご相談ください。